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今や飛鸞の蔵人になった深海さんのお酒の会におじゃましました。先日の23日日曜日に。
日本酒タイムトラベルと題して、
昔々の製法ものから現代のものまで、
今販売されているお酒を通じて歴史をたどろうというもの。
実に4年ぶり。ぜんぶコロ助せいだ。
前回参加した時と同じ、JR香椎駅近くの饗(もてなし)さんでの開催。
場所は移転しました。
駅のすぐ近くでありがたし。
おじゃまします。
おいしそうなアテがセッティング。
宗像のイタリアン、ジェルモーリオさんの。
まずは本日のお酒撮影タイム。
一発目は八塩折(やしおり)の酒。ヤマタノオロチはこれ飲んで酔っ払ってスサノオはんに屠られます。当時のそのものの再現は難しいですが、それに近付けようとしたもの。酒で酒を仕込んだ貴醸酒的なブツです。島根の国暉さんとこの。
飲。
コク、カラメル、風邪シロップ、ほんのり醤油、甘、酸、すっきり、
甘濃いながら、思ったよりさっぱり。現代人にも飲みやすいように調整済みやろか。
続いて。大阪のあまのさけさんとこの。僧房酒。平安時代から戦国時代あたりまでお坊さんがというか寺院で造られてた酒。
昔おぼうさんは大陸から仏教以外にも先進的な知識や技術を持ち帰ってきとりました。
仏教やったら酒飲んだらあかんのちゃうんかと思うけど、神仏習合もあって神道では酒はお供えやしそのへんは寛容やったのかも。
なお上のも含めて、色が濃いぃ~のは当時はそんな米磨けないし冷蔵庫も無いので。
この後もいっぱい酒あるから詳しい説明は割愛。ググっておくれのシルブプレ。
おっさんめんどくさがりごめんやで。
飲。
コーヒー、カカオ、コク、うま甘ずっぱみ、とろみ、穏やか苦み、しわみ、
やしおりより粘性あり。これもうまし。
そんで続いては飛鸞の貴醸酒。今風の。
貴醸酒自体は1970年代に出てきた新しいものです。
ルーツは平安時代の古文書「延喜式」にあります。
貴醸酒で有名なのは↓こちらです。
さわやかリンゴ、とろみ、うるおい、穏やか青み、甘み、ラムネ、シュッ
ええですね。とろけるような甘みあれど、
うるおいとさっぱりさあり。
続いて菩提酛。
群馬の土田さんとこの。
醸造上いらん菌に退場いただくため、
現代は造り中に乳酸を添加するんですが、
菩提酛は、
生米に水浸けて乳酸菌繁殖させて乳酸ゲットだぜする方法(今の菩提酛は当時よりブラッシュアップされています)です。その過程で独特の風味が出ることがあります。
あと菩提酛と水酛の関係とかもあるんですが疲れてきたので、おググりあそばせ。
乳酸菌飲料、苦み、チーズ、うまみ、酸味、苦み、しわみ、シュッ、コク、
もうちょい苦みが穏やかならなお好み。
続いて千葉の寺田本家さんとこの「むすひ」です。
一度飲んだら忘れないクセつよ酒。
糠漬け、酸っぱいヨーグルト、フランスパンの皮、ちりり
うーん、やっぱりむすひはむすひ。
さて次は酒母しぼり登場のはずが、
元気過ぎて開けられないので、
一段仕込みの酒から。
新潟県の「醸す森」さん。
穏やかデリシャスリンゴ、ちりり、ほんのり乳酸菌飲料、穏やか甘み、しわみ、
くぴくぴいけるうまし。
続いて
2段仕込みで絞った酒。
これも「醸す森」のところ。
名前は「深然」。
さっきのは生、これは火入れ。
デリシャスリンゴ、ジャム、とろやわらか、うまみ、しわみ、
ええ感じ。しかし二段仕込みのメリットてなんやろ?
ようやく開栓。酒母搾り。
群馬の「聖」さんとこの。
かなり甘ずっぱ、乳酸菌飲料、パンの白いところ、さわやか、酸味、しわみ
うまし。氷入れて飲みたし。
ここで剣菱の登場です!
コク、紹興酒、甘み、うまみ、栗チョコ、キノコ
安心の剣菱。あっためたいなあ。
次。
飛鸞にこまるの火入れ
やわらか、穏やか甘み、さわやか、とろみ、苦み、しわみ
剣菱の後やと、当然ながらより軽快に感じる。
岐阜県から飛騨のどぶ。
うま甘み、穏やか乳酸菌飲料、コク、とろみ、しわみ
どろどろですが、引っかかりなくとろろと飲めます。
次。
秋田の稲とアガベ全麹ラーメン専用酒。
白いリンゴ系、さわやか、うまみとコク、酸味、しわみ
うまし。男鹿まで行ってこれをラーメンと一緒に楽しみたいなあ。
いつ行けるやら。
さて。
ざざーっと雑にこんだけ書いたけど、
まだ続くでよ。
【今日は何の日】
カラクチの雄
おしまい。