↑ヽ(´▽`)/
正月三が日のトリはこちらの飲み比べ。
広島県の竹鶴酒造さんのお酒です。
この蔵で一番お高い袋吊りの生酛純米大吟醸と通常生酛純米大吟醸です。
2016BYです。
竹鶴の石川杜氏のモットーは「放し飼いの酒造り」とのことで、なるべく自然に任せて発酵を管理する結果、毎年数値が結構変わります。竹鶴の造りなので、完全発酵キレッキレの日本酒度はかなりプラスになることが多いのですが、時々日本酒度マイナスで仕上がることがあります。
この年は以前取り上げた2011BYと同様、
日本酒度マイナスで甘みが残っていそう……というわけで、超古酒として育成したく購入しました。
酒米は八反、精米歩合は40%。
酒屋さんのデータでは日本酒度や酸度とかの数値が同じだったので、
袋吊りと通常品との違いくらいだと思っていたのですが、
裏張りをよく見ると商品名表記が微妙に違う。はて?
とりあえず開栓!
色が明らかに違います。
では、
常温そのままで。
袋吊から順番に。
飲。
飲。
(・ω・)!!!!+
(・ω・)!!!!
◎袋吊
干しブドウ、乳酸飲料、甘さわやか、ほのかにリンゴ、おし厚み、やわらか蒸しパン、さわやか、まろやか、しわみ、しゅっ、
◎通常
干しブドウ、厚甘やか、さわやか、おし、わずかにヒネタイヤ硫黄系、しわみ、苦み、
袋吊は相対的にやっぱりきれい。まだまだ常温で引っ張りたい。通常版はどうじゃろか。常温熟成だとここから先はいったん厳しめになりそうなので、さらにその先、10年くらいみた方がええんやろか。その前に飲み干してしまいそうやけど。(゚∀゚)
燗にもします。
ドボンヌ。
たぶん50度くらい。
◎袋吊
さわやか白ブドウ、酸味、加熱リンゴ、しわみがふくらむ。やはりまださわやかさが残るも、甘厚みがきれい。
◎通常
甘やか、コク厚み、苦味、芋、さわやか、白ブドウ。やっぱりこちらは野太い。燗にした方がヒネ感が引っ込んで厚みが前面に出てきました。
度数高いので討ち死に防止のため、
後は適当に加水燗しつつ、
高知の松原ミートさんの、
酒流吸取でヒャッハーしました!
鹿タンスモークも山羊ハツスモークも今帰仁アグーサラミもコーヒースパイスソーセージもめちゃ美味!野暮ったい臭みはありません!お供にもらいものぬか漬けでリフレッシュ!
╰(*´︶`*)╯
燗だとどれも無難にいけるんですが、今日1番好みだったのは、今帰仁アグーの仁淀川山椒白カビサラミに通常版常温ストレートでした。これがすこぶる相性良かったです。( ´∀`)
竹鶴の圧倒的な包容力で、サラミの塩気と枯れたうまみ山椒のさわやかさを包み、竹鶴の枯れ感と甘旨厚酸と渾然一体になって好みでした。熱めの燗だとやや酒が鮮やかになるので、やっぱり常温もしくは温燗あたりがいいかなあと。
なお今日言及している常温は、
25度設定の暖房きいた部屋に放置していた常温です。
あと、
酒2、水1の割合でやっても踏ん張れるお酒なので、他のお高い大吟醸と比べて意外と経済的?なのかもしれません。
(゚∀゚)
おいしゅうございました!!!!!!!!
【今日は何の日】
たつ浪の古酒飲みたいのう……。
おしまい。