↑(´∀`)
新春2日目のお酒は、
長野県の天法酒造さんの古酒で。
ここ廃業しているかどうかよくわからないのですが、
もうお酒は醸されていないよう。
このお酒、
ピチピチしたお酒が並ぶ酒屋の冷蔵庫に、なぜかしれっと交ざっていました。
酒屋の説明文には「当店が低温で20年余り熟成」とあり。
ところが家に帰って表記見たら09.05なので、
あれっ?2009年かなあと思って、酒屋に電話したんです。
そしたら酒屋の方から「2009年です」と回答が。
見間違いやったかなあと思って、
再度その酒屋に足を運んだら、
説明文はやっぱり20年だったので、「????」となり、
ちょうどフロアにいた多分日本酒担当の方に尋ねたら、
平成9年(1997年)ですと。
先代社長が冷蔵庫の中に預けていて、そこから出てきたブツらしい。
どっちなんや!?
(´Д` )
とりあえず回答が具体的だった酒フロアの担当者様を信じることにします。
ネットで検索したら、
天法酒造は月の井酒造を買い取って1996年創業となっとりました。
ということは、これ1発目くらいのお酒になるんだろうか。
では、いただきます。
静岡の磯自慢にいらっしゃった瀬川杜氏が天法在籍時に醸したものです。
今は宮城県の「鳳陽」の蔵におられるようです。
酒米は山田錦、精米歩合は39%。
酵母は長野県のアルプス酵母。
かなり低温だったのか、ほとんど色がついてないです。
では冷酒で。
飲。
(・ω・)!!!!
◎天法大吟醸古酒
穏やかデリシャスリンゴ、さわやか、わずかにイチゴ、穏やかな甘み、砂糖菓子な粉感、飴、やわらか、干し芋、クルミ、シナモン、仏壇、バウムクーヘン、とろまろみ、すっ
この手の大吟醸の低温熟成はハズレを引くと、金属っぽさやビニールっぽいものを拾うのですが、それが無い!昨年のベスト10に挙げた美の川や向井桜もそうでした。
常温近くまで戻すと熟成系の味わいがふんわり膨らみます。どちらかというと闇寄りではありますが、私の好きな黄昏狭間酒でございました。基本味わいが大人しいというか優しいので、やや地味ではあるものの、引っかかりほぼ無く単品でもするると飲めるのはええですなあ。
おいしゅうございました!!!!!!!!!
開けたばかりなので、もう少し様子を見て気が向いたら追記します。たぶん。
★2020年1月29日追記
むむ……これは開栓即消費が良かったか……由利正宗1999大吟醸の例もあるし、ひょっとしたらのワンチャン狙ったけど、現時点でそっちには転がらず( ´△`)。
★2020年3月8日追記
上記1月時はひねやビニールっぽいのを感じたが、冬場の暖房入らない洗面台の下に置いてたら不思議と和らいだ(それとも鼻が慣れたのか?)、カプ系な香りは残りつつ、べっこう飴っぽさが増し、持ち直した感あり。
【今日は何の日】
ジコンぬ。
おしまい。