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島根県の板倉酒造さんのお酒です。
純米大吟醸名乗れるほど削っていますが純米酒表記です。
本来この形で世に出るはずではなかったお酒でした。
蔵元さんのサイトで、
杜氏さんがこのように説明をされていました。
以下引用。
◎製品概要
このお酒は無窮天穏 山ざくらになる予定だった原酒だったお酒です。
しかし山ざくらのコンセプトに沿った酒が出来なかったため
通常の山廃純米生酒として販売する事となりました。
この酒の価値は天穏の原酒として十分なものだと思います。
しかし私が山ざくらに求めるものは、無窮天穏の酒造理念の象徴の
姿であり、旗艦として我々を導くような圧倒的なお酒です。
今季の山ざくらはその圧倒的な基準まではクリアできなかったために、
通常の天穏の山廃純米 無濾過生原酒としてご紹介します。
破格のクオリティです。上手に造りすぎました。
製造方法は昨年同様に「営みを感じる酒」ということで、
酵母無添加の山廃を利用して少数の野生酵母を取り込むこと、
3日麹を更に伸ばしてほぼ4日に、踊りや高泡時の最高品温を
抑えないなど、生命の痕跡である優良なアミノ酸を多く取り込む
ように仕向けました。
しかし今年の佐香錦は生命の入る余地が少なく、
良酒ですがこの理念には適応しませんでした。
引用ここまで。
酒米は島根県産佐香錦、精米歩合は50%。
酵母は無添加。
飲。
(・ω・)4.6
◎冷酒
さわやかな青み、軽やか、バナナ&メロン、グレープフルーツ、ラムネ菓子、コク、甘み、とろみ、酸味、ほのかな苦み、さりり、
燗(たぶん40~50度くらい)にすると、
うま甘みと青爽やかさがきれいに膨らんで心地よく。
全体的に軽やかできれいというか、
これで無濾過生原酒?っちゅうくらい驚きの飲みやすさ。
すいすい入る。これでアルコール度数17とは。
久しぶりの評価4.5越え。
生酛系っぽい立体感?ふくらみ?みたいなのはあまり感じませんが、
綺麗な口当たりに寄り添う「さりり」とした質感で、軽いだけに終わらず。
穏やかな甘さの綿飴や、
オブラートごと食べたボンタン飴が思い浮かびます。
蔵元さんサイトによると、冷蔵生熟1年で更に素晴らしい酒へ化けるだろうとのことなのですが、常温だとどうなるのかしばらく置いてみたいと思います。
気が向いたら追記します。
おいしゅうございました!!!!!!!!
【今日は何の日】
大雪が大切
おしまい。