↑39サンキュー今年も感謝ついでに一押ししていただけるとO3が感謝するボタンはこちらです。感謝するだけです。(`・ω・´)
秋に権田酒造さんへ行った理由は、この古酒を買うためでした。
これに魅力を感じた理由は、古さもさることながら、熟成した酒を意識して先代が仕込んでいたこと。ラベルは三十年越しとありますが、39BY(醸造年度が1964年)なので余裕の50年オーバー。しかも精米歩合50%!
「秘蔵古酒」として商品を販売している蔵は数あれど、
「売れ残りの成れの果て」とか「当時出荷するには微妙だった」臭がする酒もちらほら見るからです。特に元の酒のエキス分が少なそうだな~というスペックのブツだと、経験上ハズレを引くことが多いです。
この古酒、
一般人が飲める市販品では最古酒の部類に入るのではないかと。
「運が良ければ飲めるかもしれない」レベルであれば、廃業した和歌山の帯庄酒造さんから出てきた「酔人日(スヰートピー)」(100年もの)があります。品川の古酒バーや長期熟成酒研究会関係者だと持っている可能性があると聞いたような。
あとは収集家のお宅などで、これより古いものが日本のどこかに眠っているかもしれません。
本題。
酒米は八反、精米歩合は50%。
日本酒度マイナス19.0 、酸度2.3、アミノ酸度は2.2です。
香。
飲。
(・ω・)!!!!!
シナモン、ナッツ、キャラメル、綺麗なうま酸っぱみ、苦み、干しブドウ、
凪に近い余韻の後に、苦味と干しブドウの香りがふわり。
空気に触れさせて30分ほど置き、もう一度いただきます。
酸の香りが少し立つようになり、後味に焦がしたポップコーンも。
複雑味が増しつつも、上品さは崩れません。
ウイスキーのストレートみたいな楽しみ方がええかもしれませんね。
薄暗く上品な照明のバーみたいなところで、これをゆっくりやりながら。
アテはナッツ、ドライフルーツ、チョコ。
和だと、干し柿や大徳寺納豆あたりはどうでしょうか。
フレッシュフルーツと合わせてみても面白いかも。
アイスクリームへ掛けるにはやや大人しいかなと思います。
とてもおいしゅうございました!!!!!
【関連記事】
直実秘蔵酒のお値段ですが、蔵元サイトで「時価」表記になっておりますので、
直接問い合わせてご確認下さい。
字面通り「時は金なり」の古酒は年々値上がりこそすれ、
下がることはなさそうなので思い立ったら買うのが吉だと思います。
【今日は何の日】
こいつはくせェッ!プンプンするぜッ!
おしまい。