明日11月6日は松葉ガニ解禁日。
この解禁日は富山県以西の海域共通なので、加能ガ二や越前ガニも同じです。
しかしこいつ等はお高く、一葉さんや諭吉さんが旅立ちます。
ロシア産で我慢するか……とあきらめなくても、それと同じくらいの値段で食べられるかもしれません。
今回はそんな話です。(・ω・)
画像は軽く湯を通らせたカニの半生の身に、カニミソ様をくぐらせたもの。
うますぎて悶絶します。
そしてお支払でも( ;´Д`)
松葉ガニにもお得なB級品がある。ただし黒い斑点があるやつは……
手足が1~2本もげていると、お安く買えるんです。こういうカニは贈答需要があるので、きれいな個体を欲しがる人が多いのか、わりと簡単に手に入ります。手足がもげていても味は変わりません。時期や大きさにもよりますが、1匹1500円くらいで買えることがあります。探せば1000円くらいのもあるかも。
(´Д` )
ただし、甲羅や脚に黒い斑点(前回紹介したキモいカニビルの卵ではありません)様のモノが付いているのは要注意。こういったカニ、脚はほぼ完全体なのに安いことがあり、不思議に思っていたら、ハズレが多かったので納得。全部が全部ハズレではないのではないものの、S級のハズレを引くと身もさることながら、特にミソのまずさに顔をしかめます!(´Д` )これは弱っているカニに出る症状らしく、ヤケガニとも呼ばれているようです。
さて安いワケありのカニ。
ネットで探すか、もし富山以西の日本海側カニ産地を旅行されるのであれば、海産物店に寄ってみてはいかがでしょう?探すとけっこうあったりするもんです。店頭に並んでいなくても、ワケありカニが入荷したら送ってもらう算段を付けたらよいかと。ただ一見でそんなことをすると、あまりいい顔をしてもらえない可能性もあるでしょうから、何か他のものを購入した上でお願いしてみたらいいかもしれません。(・ω・)
観光客価格丸出しの店もあるので、もしお友達が現地にいるなら紹介してもらうか、SNSでつながっている現地人に地元の人が利用するような店を教えてもらう方がよいでしょう。
安く買うにはタイミングが大事
とはいうものの、解禁して1週間くらいは出回り始めなので高値が続きます。ワケありカニの価格もそれに引っ張られてあまり安くなかったり。( ;´Д`)
おすすめは11月中下旬、あとシーズン終盤の3月あたりでしょうか。12月に入ると年末年始需要でお高いんでしょう?状態になります。
1~2月は若本御大の雄叫び並に日本海が荒れます。天候が悪く、漁に出られない日が続くとお高くなってしまうこともしばしば( ;´Д`)運を天に任せましょう。
なので入荷次第自宅に送ってもらう場合、本当に安く食べたいなら日時指定はできないものと考えてください。海産物屋さんに予算を告げて「安く入った時に送ってください」とお願いし、気長に待ちましょう。
(・ω・)ノ
次回、多分最終回。「松葉ガニの刺身をお安く食べたいなら水ガニがおすすめ!」
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つづく。