↑╰(*´︶`*)╯
今旅の最大の目的が、
今年の「上方日本酒ワールド」で、
ある酒蔵の酒を飲むことでした。
これが( ̄∀ ̄)
こうなる( ;´Д`)
ので、
並ぶの嫌いなわたくしではありますが、飲めないという最悪の事態を回避するため、早めに会場へ赴いたのでございます。
最大の目的はこちら!\( 'ω')/
昇涙酒造(Les larmes du levant)。
お江戸の「にほん酒や」さんとのタッグです。
「しょうるいしゅぞう」と読みます。フランス語読みは知らんのでご自分で調べてシルブプレ。(゚∀゚)
まず申し上げておきますが、
こんな記事を過去に書いておる手前、
基本様子を見ながらヒットアンドアウェイで質問しております。
ICレコーダー置いて長時間つかまえるような行為は断じてしておりません!
それでも傍から見ればちょこまかちょこまか鬱陶しいおっさんだったかもしれませんが……。普段こういうイベントであまり質問しないものの、これを逃すと次の機会が無いかもしれないので実行した次第です。すいません。
(´Д` )
今回、現場にいらっしゃった蔵元のグレッグさんや、
ブースにいるスタッフさんからお話も聞けました。
専門用語はフランス語や英語ができるスタッフの方が近くにおられたので、そこを介して伺いました。
蔵はリヨンの南方、車で1時間ほどのペリュサンという町にあるそうです。
醸造に使う水はフランスでは珍しいという軟水。
蔵元のグレッグさんは、
あの「梅津の生酛」で有名な鳥取県の梅津酒造さんで、
半年間ほど蔵仕事を経験されたりしました。
そしてフランスでも日本酒を造りたいと、
帰国後、梅津酒造さんなどの協力を得て現在に至ります。
竹鶴酒造(広島)さんや桜うづまき酒造(愛媛)さんで活躍されていた方を杜氏として招き、また「花垣」の南部酒造場(福井)さんで働かれていた蔵人さんもいらっしゃるそうです。
蔵の看板は、
あの!鳥取の山枡酒店さんが手掛けられたそう。
名前の由来ですが、
「昇」は日本のイメージからで、 「levant」が日が昇るなどの意味があるとのこと。
「涙」は、メモが不完全ゆえぼんやりした表現で申し訳ないのですが、
現地の日本人でお酒の関係者から、酒は「酵母の涙だ」と言われたこと。
またフランスでも、葡萄やワインの世界に「涙」に関連した言葉があることからだそうです。
今回、上方日本酒ワールドで出したのは、
純米原酒の「雷」(かみなり)。
他にも「暁」や「波」などの商品があります。
グレッグさん曰く、漢字一文字で表現できる自然現象から名前を取りたかったとのこと。
この雷は速醸で純米原酒。
酒米は鳥取県産玉栄、精米歩合は80%。酵母は7号です。
昨年の夏に仕込んだもので、
20度くらいの貯蔵で約9カ月、
槽しぼりで、濾過は紙のフィルターだそう。
かなり色づいています。
こんな機会はなかなかないゆえ、
常温、燗、冷酒、
計3杯飲みました。
飲。
飲。
飲。
(・ω・)!!‼︎+
(・ω・)!!!!
(・ω・)!!‼︎+
【常温】
うま甘み、紹興酒の手前、枯れた柑橘、柚餅子、干しブドウの手前、乳酸飲料、ハチミツ、べっこう飴
【燗(50-60度くらい)】
うま甘み、ラムネ、カリン飴、酸味、厚み、しわみ、粉っぽい質感、べっこう飴
【冷酒】
さわやか、厚みのある干しブドウ、やわらかなミード、うまみ、酸味、ハーブ入れた紹興酒
梅津の生もとにミード(蜂蜜酒)を混ぜて柑橘汁を少し垂らした感じ。
人によっては熟甘いと言うかもしれませんが、酸はあるので私は結構好き。燗がやはり一番よかった。
肴はチーズたっぷりかかったフライドポテトだったのでいい塩梅です。( ̄∇ ̄)
この系統の酒質なら、もう少しドライ寄りで筋肉質な濃醇さがあれば、より好みでしょうか。
最後に今後の展開も。
日本でもいずれ販売されるようです。
また生もとも既に仕込んで寝かせていると伺いました。
美山錦や吟風の現地栽培にも取り組んでいるそうです。いつかフランス産米の商品が出てくることを期待します。
なお、これから先にリリースされるお酒の方がよりいい感じとのこと。
どんな味わいになるのかな?楽しみです!
ごちそうさまでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……上方日本酒ワールドの全体レポートは次回に。(゚∀゚)
【今日は何の日】
ウインタームーンにしたら何か強そう。
おしまい。