ズワイガニ(松葉ガニ)とベニズワイガニの話に続いて、
ズワイガニの雌の話です。セコガニとか香箱カニ、または親ガニと呼ばれています。
松葉ガニと同様11月6日解禁で一緒に漁獲されます。ただ資源保護の観点から、山陰周辺では1月10日で終わり。松葉ガニより2カ月も漁期が短いです。
(´Д` )
セコガニのお値段
ズワイガニより小型なことなどもあり、1枚あたりのお値段はお安め。
数百円から買えます。大きいのになると1000円以上するでしょうか。
当然、産地で買った方が安く買える可能性が高いです。中には観光地価格のところもあるかもしれませんが。だいたい茹でた状態で売っています。生が欲しいなら事前にカニ屋さんに言った方がいいかも。
その中身とお味は
下の画像は甲羅を割った中身。
小さくて、オレンジ色の物体が入っているのがセコガニです。
セコガニの左下隣が松葉ガニ、その上も松葉ガニですが「水ガニ」です。
水ガニについてはまた後日ご紹介します。(・ω・)
さて。
セコガニは小ぶりなので松葉ガニほど食べ応えはないですが、
食感や味の多様性は松葉ガニを上回ります。
身、ミソだけでなく、外子、内子が楽しめます。
身は、松葉ガニよりあっさりめ上品な甘みと旨みです。
ミソも同様。しかしベニズワイガニより遥かにうまいと思います。
外子(そとこ)は卵。プチプチとした食感が楽しめます。味はほぼありません。
そして、内子(うちこ)は未成熟の卵。
こいつがたまりません。
ちょっともろいハードチーズ様でまったりとしたコクがあり、
ミソや身と和えると悶絶ものです。酒をルパンしまくってとっつぁんマジ困ります。( ;´Д`)
ちなみに、
1枚目の画像で、カニが抱えていたの外子、
2枚目の画像で、オレンジ色をしたものが内子です。
セコガニの食べ方(茹で済み)
食べ方(茹で済み)ですが、1枚目の画像のカニを例にすると、
まずは卵を抱えている下腹部の甲羅との境目に指を入れ、はがしてください。
そうすると、2枚目の画像のように甲羅部分を分離できます。
後は両足部分を引きちぎって完全に分離、身をほじくるもよし。
我慢できないなら両足を付けたまま腹部分に口をうずめ、ずぞぞぞぞ。( ̄▽ ̄)
さすればミソと内子のうまみとコク、そしてカニ身の甘みが混ざってウマー。
お行儀良くやるなら、甲羅をお皿にして、腹側にくっついている内子や外子を取り、身をきれいに取り除いて和えてください。ちょっと手間ではありますが、それに見合うだけの幸せは約束されています。(・ω・)ノ
つづく。
次回は、幻(?)のハイブリッドガニ(ズワイガニとベニズワイガニのハーフ)。
前回ブコメをいただいたみなさまへ。
ご要望等は次回に盛り込みます。あまりブコメをチェックしていないもので 、
気付くのが遅れる&見ていないこと多々あり真に申し訳ございません。
見るようにします。
前回はこちら。
他カニシリーズ