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まだサルベージシリーズあるんですけど、
この1カ月くらいに飲んだ酒感想もたまってきているので書きます。
ツイッターご覧の方はご存じの通り、
コロナなどにより、ほぼ家飲みおじさんと化しています。
ボチボチ行きつけの店も再開しとるので、
少しは外飲み増やしたいなあ。
というわけで、今回のこれは自宅で飲んだものです。
新潟県の朝日酒造さんのええお酒。
酒米は五百万石。
精米歩合は麹が50%、掛が33%。
飲。
(・ω・)4.0
◎開けたて
穏やかデリシャスリンゴ、イチゴ、さわやか、もっとしたバナナの手前、ぐっ、まろやか、
火入れ酒で感じる白湯っぽさは少しだけ感じつつ、
食べながらだと、コクがありつつなめらかな水。
◎2日目以降~
「ぐっ」とした引っかかりや、
「もっ」とした昭和感が、薄れた。
上記感想に加え、イチゴからわずかに桜餅っぽい香りへ。
常温に近づくとほんのりジャムっぽさ。
なめらかさは変わらず、膨らみも感じる。ふーっとゆっくり消える。
淡麗めでありつつ、なぜか厚みも感じるので中口なイメージ。
土佐酒との比較なら、
土佐鶴の大吟醸寧浦に、
ふんわりとした感触と膨らみを足したような。
冷蔵庫に入れて10日くらいで飲みきりました。
香るけど派手ではなく、バランスの取れた五味は地味。
なので、
これ単発で居酒屋で飲んだだけだったら、
インパクト不足でおそらく3.9止まりだったと思います。
一升瓶買って何日もかけて飲んでいたからこそです。
なんか知らんけどするする入って、
あー結構減ってたみたいな酒飲み用贅沢酒。
あっち系というかあっちち系純米酒は、
一升瓶買って自宅放置した後たまに飲んで様子みてるんですが、
そっち系の冷蔵庫入れといた方がええやつは、
スペースを圧迫するので、なかなかじっくり飲むことがなく。
こういう地味めなお酒だからこそ、
一升瓶で時間をかけて飲めたのはよい機会でした。
常温放置中のまつもと必古酒はセンターになるか………ならなさそうやけど。
比較すると、まつもとの小気味良い酸味がききつつ、さっぱりシュッシュッ。お高い久保田は、やはりなめらかさとやわらかな膨らみが。
そんなこんなでごっそさんごっそさん!
おいしゅうございました!!!
やってみて改めて思ったのは、
冷たくして飲んだ方が美味げな酒の一升瓶は、やっぱりキツい。
萬壽やからよかったものの、口に合わないやつやったらと思うとおそろしい。
あといろいろ飲みたいマンなので、
本格的に家飲みおじさんするなら、
冷酒用は4合瓶、いや300ミリでもいい。
特に家庭用冷蔵庫だと300の方が収納しやすいので。
あとはペットボトルかパウチか。
これで日本酒飲まない人は掘り起こせないにしても、
飲む人は一定程度つなぎとめられるんやないかなあと。
いや他の酒を飲む人を日本酒好きに!需要拡大!そっちの方が大事や!
それはわかります。
でも正直なかなか難しいと思います。
手軽さや気楽さでは、アルコール度数も踏まえて、ビールやサワーには勝てないでしょうし。
もしなんとかするにしても日本酒単体よりは食を巻き込む必要はあるかと。
「これ食べる時は日本酒だよね」という状況をもっと造りだして、食卓でも根付くレベルまでもっていかないと厳しいかなと……というか取り戻すといった方がええのか。現代はお酒の選択肢が腐るほどあるわけですし……ワインなんか逆に和食が既に攻められまくって高級店でシースーにワインとか普通にある。日本酒も遅ればせながら、他国料理に日本酒を合わせるお店が増えてきたので、取り戻すだけでなく逆に攻めていくのも大事だと思います。ただそうせずとも、もし海外で日本酒が流行りまくったら、ほっといても日本国民が飲もうとするようになるかもしれんけど、その時には我々の口に入る美酒は無いかもしれませんね。なんかまとまってないけど素面でも酔っぱらいみたいおっさんやから勘弁な。
【今日は何の日】
関酒。
おしまい。