日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。( ´ ω`)

節操無しの日本酒呑みが、グルメ(?)や旅行記もつづるブログ。土佐酒アドバイザー(高知県酒造組合認定資格)です。

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【今年のベスト3確実】文佳人、氷温十年貯蔵純米酒(19BY)の味【陶酔の文佳人類学】

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↑\( 'ω')/

 

なんちゅうもんを残してくれたんやなんちゅうもんを……。

高知県のアリサワさんの蔵内で10年氷温貯蔵した純米酒です。

昨年末、高知大丸にて身柄を確保した限定品で、

4合瓶で2600円でございました。 

米はアケボノ、精米歩合は55%。

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飲。

 

(・ω・)!!!‼︎+

 

 

ををを?!∑(゚Д゚)ををーっ!

 

沈み込むような穏やかバナナ香、青み、うまみ、ラムネ、酸味、厚み、しわみ

 

こ、これ、マジで10年ものなの???

氷温とはいえ10年ゆえ、

当たりなら干しブドウ系、

微妙でもチョコ系の香りは出ているのかと思っていたので……。

熟成香はほぼなしというか私は感知できず。やわらかくていい。好き!

っていうか、これ飲んで10年モノと当てられる人はどんだけおるんやろか。

 

文佳人のバナナ系吟醸香は、通常品だとわりと胸板厚めで鼻に広がります。

このお酒は、その香りが羽毛布団みたいな質感で広がるので、

それが長期貯蔵による効果なのかもしれません。

 

その意味で、私が好きな狭間の世界酒の一員ではあるのですが、

日の入り前のオレンジ色というより、

日射しが穏やかになり、

夕方の気配がするくらいの黄色寄りな味わいです。

 

常温に近づくと、緩やかなライチ香もします。
燗はちょっと収斂味が強くなるので、

冷酒~常温がベストに感じました。

 

このタイプの長期貯蔵酒はお初です。

経年によりバナナ系の吟醸香が減った&香り以外で酒の中に含まれる物質が何らかの変化をして、穏やかな味わいになったのでしょうか。

 

いわゆる「熟成」による味わいを期待している方には、

このお酒はあまり好みでないかも。

「長期貯蔵酒」であっても「熟成酒」ではないかもしれません。

地味といえば地味です。

ただ、私としては驚きとやわらかな味わい両方から高評価としました。

まだ3月ですが今年のベスト3入りは確実です。 

 

 以前この記事でも触れているように、

o3.hatenablog.jp

文佳人さんは引っ張りがいがあるようで。

低温は鉄板。

春以降の常温熟成は……うーん、あのさわやかな香りを失う可能性が高いのと、それと引き替えに伸びる要素はあるのか………向いてないとは思うがだがしかし……。(´Д` )

 

 なお、こちら高知大丸向け限定品かつ数が少ないため、すぐ売り切れました。

多分蔵にも無いとみられます。

みなさま方におかれましては、

通常純米酒を買ったうえ、

氷温設定のレマコム君かホシザキ君で10年ほどお待ちいただければ似たようなものになる、かもしれません。

\( 'ω')/

 

 

美味しゅうございました!!!!!!!!!!

 

【今日は何の日】

 テッド・リー&ニワーノ

o3.hatenablog.jp

 おしまい。