↑\( 'ω')/
なんちゅうもんを残してくれたんやなんちゅうもんを……。
高知県のアリサワさんの蔵内で10年氷温貯蔵した純米酒です。
昨年末、高知大丸にて身柄を確保した限定品で、
4合瓶で2600円でございました。
米はアケボノ、精米歩合は55%。
飲。
(・ω・)!!!‼︎+
ををを?!∑(゚Д゚)ををーっ!
沈み込むような穏やかバナナ香、青み、うまみ、ラムネ、酸味、厚み、しわみ
こ、これ、マジで10年ものなの???
氷温とはいえ10年ゆえ、
当たりなら干しブドウ系、
微妙でもチョコ系の香りは出ているのかと思っていたので……。
熟成香はほぼなしというか私は感知できず。やわらかくていい。好き!
っていうか、これ飲んで10年モノと当てられる人はどんだけおるんやろか。
文佳人のバナナ系吟醸香は、通常品だとわりと胸板厚めで鼻に広がります。
このお酒は、その香りが羽毛布団みたいな質感で広がるので、
それが長期貯蔵による効果なのかもしれません。
その意味で、私が好きな狭間の世界酒の一員ではあるのですが、
日の入り前のオレンジ色というより、
日射しが穏やかになり、
夕方の気配がするくらいの黄色寄りな味わいです。
常温に近づくと、緩やかなライチ香もします。
燗はちょっと収斂味が強くなるので、
冷酒~常温がベストに感じました。
このタイプの長期貯蔵酒はお初です。
経年によりバナナ系の吟醸香が減った&香り以外で酒の中に含まれる物質が何らかの変化をして、穏やかな味わいになったのでしょうか。
いわゆる「熟成」による味わいを期待している方には、
このお酒はあまり好みでないかも。
「長期貯蔵酒」であっても「熟成酒」ではないかもしれません。
地味といえば地味です。
ただ、私としては驚きとやわらかな味わい両方から高評価としました。
まだ3月ですが今年のベスト3入りは確実です。
以前この記事でも触れているように、
文佳人さんは引っ張りがいがあるようで。
低温は鉄板。
春以降の常温熟成は……うーん、あのさわやかな香りを失う可能性が高いのと、それと引き替えに伸びる要素はあるのか………向いてないとは思うがだがしかし……。(´Д` )
なお、こちら高知大丸向け限定品かつ数が少ないため、すぐ売り切れました。
多分蔵にも無いとみられます。
みなさま方におかれましては、
通常純米酒を買ったうえ、
氷温設定のレマコム君かホシザキ君で10年ほどお待ちいただければ似たようなものになる、かもしれません。
\( 'ω')/
美味しゅうございました!!!!!!!!!!
【今日は何の日】
テッド・リー&ニワーノ
おしまい。