日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。( ´ ω`)

節操無しの日本酒呑みが、グルメ(?)や旅行記もつづるブログ。土佐酒アドバイザー(高知県酒造組合認定資格)です。

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モズクガニ?いえ、わたしモクズガニなんです…~そのお味と旬。


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あのズワイガニさんが旬を迎えているそうなんですがね、

実は川にいるわたしらモクズガニも旬でしてというお話。

 

モズクガニと呼ばれがちですが、正しくはモクズガニ。(・ω・)

上海ガニの親戚ですというか、上海ガニの標準和名は「チュウゴクモクズガニ」です。

なお漢字で書くと藻屑蟹。そして、モズクは藻付(この他にも当てる漢字あり)。

↓ハサミのところを見てください。いっぱい藻みたいなのが付いています。

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旬は9~11月(漁期は地方によって違う模様)。

全国各地に分布しているようで、ズガニやカワガニとも呼ばれています。シーズンになると山間部の道の駅でこやつらの料理を食べられるところがちらほらでてきます。「道の駅 モクズガニ」でグーグル先生に尋ねてみてください。結構引っかかりますよ。こういったところでのモクズガニ料理は、中身にもよりますが、1000円くらいで食べられるでしょうか。( ̄▽ ̄)

 

茹でたり、蒸したりして食べることが多いです。あとは炊き込みご飯にしたり、みそ汁に入れたり。

なおモクズガニの生食は危険。人にも悪影響を及ぼす寄生虫がいるからです。ウェステルマン肺吸虫といって、胸膜炎などを引き起こします。( ;´Д`)

上海ガニみたいに、生を酔っ払い蟹にして食べるのはやめた方がいいです。

上海ガニ自体もいるらしいので、やっぱり火を通したほうがいいんでしょうね。

あとサワガニにも肺吸虫がいるので要注意。食べるならしっかり油であげましょう。

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ちゃんと蒸し上がっています、多分。 

(´Д` )

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味です。 

身。

海のカニに比べてあっさりめですが、上品なうまみがあります。

海のカニに喩えるなら、ズワイガニよりワタリガニ寄り。

ただし、あまり大きくないので身をほじくるのが面倒です。

 

ミソ。

これがうまいんですよ。

甘くてコクがあって、舌出してペロペロ系。 ( ̄▽ ̄)

セコガニのミソから海の香りを抜いてマイルド&コクを更にプラスにした感。

もちろん甲羅酒も楽しめるかと。ちょっとしか入りませんが。(´Д`)

 

そしてミソにはもう一つ秘密が。

漁師はカニをつかまえたらしばらくカボチャを与えて飼うらしい。

すると、川で付いた臭みが取れてミソがきれいな黄色になる&甘みが出るんですってよ。この時食べたのも鮮やかな黄色だったのでカボチャ育ちだったのかしら。

ん?(´Д` )

ということは甘いサツマイモを与えたらもっと甘くなるのだろうか?

そういうブランドモクズガニがあってもおもしろいんと思うんじゃが。

安納芋ガニとか……と思ってグーグル先生に尋ねてみたら、

既にやっているところがあった。

やっぱり皆さんいろいろ考えてらっしゃるのね。(;´Д`A

 

おしまい。