(松岡修造ボイス)
無理だってあきらめてるんじゃないですか?ダメダメダメ!あきらめんなよ!あきらめんな!もう少し頑張ってみろよ!あきらめちゃダメだ!
(松岡修造ボイス)
おいお前ちょっと前に日本酒は冷蔵してたらだいたい大丈夫とか書いてたけどさっきひさびさに冷蔵庫から出したやつ見たら白い変なのが浮いて火落ちしてるじゃねーかどういうことだよ!o(`ω´ )o
待ってください!それは火落ちじゃないかも(;´Д`A
最近、火落ち菌のことを書いていたので、濁った=火落=チーン( ;´Д`)と思われるかもしれませんが、そうでないケースもあるので、捨てるのはちょいとお待ちくださいという話。具体的には、火落ちと白ボケ(タンパク混濁)の違いについて書きます。日本酒を寝かせていると、しばしば遭遇する現象なので参考にしていただければ。
あとあきらめちゃ駄目とか書いてますが、火落ちが確定したら、あきらめた方がいいかも。( ;´Д`)
まずは、この二つの画像をご覧いただきたい。
甲
乙
甲がアウト、
乙がセーフ。
すなわち、
甲が、火落ちした酒。
乙が、タンパク混濁した酒。
火落ちした酒の方は、
もや~っとしています。
瓶を振っても、渦を巻きながら、もや~っ。煙のようでもあります。
こうなったら、チーン( ;´Д`)なので、試合終了のお知らせ。
もしくは開き直って、とことん熟成させてみるとか。結果に一切責任は持ちませんが(・Д・)
ちなみに上の画像のお酒は未開栓でしたが、台所の流し台の下に放り込んでおいたら、1ケ月ちょっとで火落ちしてしまいました。一方、同じ環境に置いていた別の酒は、3ケ月置いていても何ともありません。蔵が清潔(酒造に有害な菌がいないという意味で)だったからでしょうか。
一方、タンパク混濁は蛋白混濁と書きます。白く濁って見えたりするので白ボケと呼ばれとります。
お酒の中の酵素(蛋白質)が時間の経過ともにくっ付いて、出てきたものです。温めると消えます。あと、垢のような欠片みたいなのが、ぷかぷか浮いているのもこやつです。酒の味に影響はほぼ無いので、捨てずに安心して飲んでいただければ。気になるなら燗にするとよいと思います。
見分け方は、先述の通り温めれば分かるのですが、
火落ちした酒はあきらかに酸っぱくなっているので、飲んだ瞬間に分かります。
開栓前で判断するのであれば、画像のように、煙のような広がり方をするのが火落ち。欠片や粒みたいなのが浮いていたら白ボケの可能性が高いです。
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おしまい。