日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。( ´ ω`)

節操無しの日本酒呑みが、グルメ(?)や旅行記もつづるブログ。土佐酒アドバイザー(高知県酒造組合認定資格)です。

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現地語しゃべれなくて英語も通じなくても絵を描いたら何とか旅行できた話。

今週のお題「海外旅行」

2007年ウズベキスタン旅行の続き。

言葉がわからなくても旅行は何とかなるもんだという話。

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 前回はこちらから。

o3.hatenablog.jp

今ならスマホで翻訳できるので更にハードルが下がるだろうけど、当時はございませんでした。

この旅行、ウズベク語もロシア語もわからん&英語通じない。最後の方は日本語ペラペラの現地青年に助けてもらいましたが、序盤は英語が喋れない自称イタリア人ガイドにつかまり、難儀した。

この旅行、もう一つ目的があって、

ウズベキスタン原産の高級ブドウ、リザマートを現地で食べてみたいという目論見があったんです。携帯に保存していた画像を見せまくってこのブドウが食べたいアピールしまくったが、そんなブドウは知らんと言われ結局食べられなんだが……。

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そんな中、干しブドウを買おうと思い、市場へ。ところが店主のおばちゃんに身振り手振りしたがまったく通じんかったんです。そんで、ブドウの画像がふと頭をよぎったものの、これを見せてもこのブドウは無いと言われそうなので、苦し紛れできったないブドウの絵を描いて見せたのが始まり。結局これでおばちゃんが「わかったわかった」みたいに首を縦に振ってくれて、干しブドウが買えた。以後絵を描いて見せたら下手くそでもそこそこ通じたという。なので中盤以降は困ったら絵を描く作戦に。

一番助かったのは体調壊した時でした。

サマルカンドから首都タシュケントへ。

乗合いタクシーで約400キロ、砂漠地帯を猛スピードで突っ切ろうとしていたら、何だか腹が痛いし、気持ち悪くなってきた。隣の少年が片言の英語でプーチン、グレートとかなんかしゃべりかけてこられたが、脂汗流しながらワケもわからずうなずくしかできんかった。

タシュケントの宿に着いてからは、トイレ直行&悶絶。下痢止めはほとんど効果ないというか、出した方がいいような気がする症状だったので途中から飲むのをやめた。宿は翌朝には出ていかないといけないのに、当日朝のチェックアウト時間になってもまだヤバい状態。飛行機は深夜なので、あともう少し休めないかと思ったが、ホテルなのに英語がほとんど通じないという。( ;´Д`)

そこで、腹痛とベッドと飛行機のイラストと出ていく時間とか見せながら、簡単な英単語適当に並べた。そしたら、ホテルの従業員もうなずいてくれて、夜まで休めることになり、何とか持ち直した。

 

あと絵を描くのにも使っていた3色ボールペン(持ってると現地住民の受けがいいという話を聞いていたので持参)は、最後の最後でも役に立った。そこそこ回復して、ふらふらの状態で空港へ行った時のこと。最後の検査でボディチェックされてる時、尻ポケットから紙幣が出てきてヤバい状態に。今はどうか知らんが、ウズベキスタンのお金(スム)は基本的に持ち出し禁止なんです。全部使い切ったと思ってたら、ポケットに入れてたのを忘れていたのでした。出てきた瞬間に係員から「マネー!」と叫ばれてにらまれ、チーン状態に( ;´Д`)。体調悪いのに勘弁してくれと思いつつ、持ち物検査で目の前に並べていた中で、3色ボールペンに目が留まった。係員がちらちら見ていたのを知ってたから、とっさにそれをにぎらせて「あんたにやる」と英語で言ったら、「サンキュー」とか言ってニコニコしながら試し描きを始めた。その間にそそくさと逃走成功、スムの紙幣は手にもったまま無事に日本へ帰国できました。

そういや、タシュケント空港のぼったくりラウンジ(?)はまだあるんかのう。

事前に聞いてたからそこは避けてたし、悪評で有名なのか誰も入ってなかった。

病み上がりでぼーっと眺めてたら、韓国人ビジネスマン?一行がご入店。数十分後にパンギムン事務総長似のおっちゃんが「ナンセンス!」と机を叩いて絶叫・激怒して店員ともめてた。 

あとは残りの写真など。

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朝食。皮ごと食べられるブドウがうまい。そして干しブドウがいくら食べても飽きない。しみじみうまい(´Д` )

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もう立派な青年になってるんだろうなあ。(´Д` )



なおリザマートは、岡山県高梁市にある「世界のぶどう園」で偶然食べることができました。リンゴみたいにシャクシャクしてさっぱりおいしい上品なブドウでした。ここは9月中旬から末までしか開いてないのですが、お金を払えば案内付でそこで栽培しているブドウを試食できました。しかし残念ながら現在休館中らしいです。リザマートは、国内でも少ないながら栽培農家さんがいるようで、ネット通販もあります。ただ皮が薄いため、雨が多いと根が吸った水分で破れるなど、日本の気候にはあまり合わないようで栽培が難しいそうです。

 

おしまい。

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