本日は酒瓶の色と保管の関係などについて、あれやこれや記します。長くなりそうなので、Q&Aにしてみました。
(・ω・)
Q.日本酒の瓶の色って茶や緑が多いのはなぜ?
A.紫外線をカットするのにちょうどいい色だからです。(ただし緑瓶は茶瓶に比べ劣化を防ぐ能力がかなり下回るという報告もあります)
Q 紫外線が当たるとどうなるの?
A 日光臭や日向臭と呼ばれるよろしくない臭いが発生します。
Q じゃあ室内だったら安全だね!
A 蛍光灯は紫外線が出るのでそうとも言い切れません。
Q 日光臭ってどんな臭い?
A 別名、けもの臭と言います。獣、つまりケダモノです。
Q そういや今、出回ってる夏酒、透明な瓶が多いんだけど大丈夫?
A 野ざらしだと大丈夫ではないので、早よ飲め!ということでしょう。
Q そんなこと言っても飲みきれないよ!
A 夏酒は冷酒向けの商品がほとんどです。
Q だから?
A 家庭用冷蔵庫なら、冷暗所保存になるので光はさほど気にしなくていいかと。
Q うち冷蔵ショーケースなんで光が当たりマクリスティなんですけど?
A 紫外線をカットするビニールで覆っている酒もありますよ。
Q 無い酒はどうしたらいいの?
A 新聞紙等でぐるぐる巻きにしたらいいんじゃないでしょうか。
Q そもそも、なんで劣化の危険があるのに夏酒の瓶は透明とか薄い色が多いの?
A 透明とか青だと涼しげでしょ? (と私は思います)
Q 赤とか青とかの瓶はどうなの?
A やはり茶瓶の方が紫外線カットという面でよいようです。でもかっこいいよね!
Q 古酒買おうと思ったら、透明な瓶に入っていることが多いんだけど。
A 茶色瓶だったら古酒の色を愛でられないじゃないですか!
Q でも劣化するんじゃないの?
A 古酒は既に劣化熟成香が満載なのでぽっと出の日光臭なんぞ敵ではない!
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とは言いましたが、さすがに直射日光に当てまくるとどうなるかわかりません。誰か実験してくれないかなあ(=゚ω゚)チラッチラッ。
なので、冷蔵庫とは言いませんが、光があまり当たらない&高温にならない場所に置いた方が無難かと思います。
おしまい。