↑酒飲み界隈の生臭大王O3を消臭するためにはシュッと一押しが一番でございますよ。
(=゚ω゚)
和食の店でメニューの白ワインを眺めていたら、
むかーし、むかし、わたくしがホテルでバイトしていた時を思い出しました。
白ワインのボトルをいただく機会があり、魚系が合うと教えられました。とはいうもののボンビラス学生のわたくしに高級なお魚を買う余裕はなく、やむなくコンビニでスルメを買ってガジガジかじりながら、ワインを流し込んだ瞬間
?(*´Д`)?
( ゚Д゚)……
(`Д´|||)グエーッ!
ぐああああ( ;´Д`)なんやこれ!
スルメの生臭みが最大限に増幅され、ワインがえぐ臭酸っぱい液体に。
魚介類に合うなんていうたやつ誰やふざけんなうあああああ。
~幾星霜~
そして、おっさんになったわたくし。
日本酒はどんなタイプでも魚料理とはあまりケンカしない。酒飲みになってから改めて実感する。
もちろん味付けが醤油なのか、塩なのか、味噌系なのか、日本酒によっては合う合わないはあります。いやいやカップカプのカプロン酸エチルフルーティー酒は合わんと言われるかもしれません。ただワインのそれのように食べられないレベルにはならないと感じています。
実際、イカの塩辛にフルーティ系日本酒合わせてもグエーッ!には至らんかったし、塩辛に柑橘類しぼって合わせたら思いのほかイケました。
( ̄▽ ̄)
誤解しないでいただきたいのは、別にワインをディスってるわけではありません。
合う合わんがあるよね、この合わないのはなんでだろう。調べてみたら科学的根拠があったよというおはなし。
残念ながらスルメ画像なし。
多分ワインと相性悪いと思われるこれで代用。
日本酒には超絶合います。おっチャン酒とともに。
というわけで、だいぶ酒を飲むようになってからそのことを思い出して調べたところ、
やっぱり科学的にも相性が悪いという研究結果が出ていることを知りました。
その原因は複数あるようです。
①魚介類に含まれる不飽和脂肪酸(特に多価不飽和脂肪酸。頭に良いとかで話題になったDHAとかが代表例)とワイン保存料の亜硫酸が反応して、生臭みの元になる物質が生成される。
②ワインに含まれる鉄イオンの一種と不飽和脂肪酸が反応して、生臭みの元になる物質が生成される。
①は酒類総合研究所さんの研究、②はメルシャンさんの研究です。
特に魚卵や青魚、干物(製法や魚種による)が悲惨です。
もう少し詳しく知りたい方は以下のリンク先をご参照下さい。
独立行政法人酒類総合研究所さんの研究結果
http://www.nrib.go.jp/kou/pdf/47kou02.pdf
https://www.nrib.go.jp/sake/pdf/NRIBNo21.pdf
キリン傘下のメルシャンさんの研究結果
世界が注目! 魚介とワインの組み合わせで発生する生臭い「におい」のメカニズムを解明|研究クローズアップ|研究開発|キリン
とはいえ、上記の研究から考えると、
無添加ワインや鉄分の少ないワインを選ぶとええ具合に合わせられるっちゅうことかのう。なお、日本の甲州ワインは土壌や栽培法の関係か、鉄分が少ないので比較的魚介類に向くそうです。
【今日は何の日】
今年は行きたいけれど……。
おしまい。