本日は成人の日。
日本酒が好きな新成人が増えてくれたらいいなあと思うので、
彼らとお酒を飲む機会がある諸先輩方にぜひともお願いがございます。
己の若かりし日を振り返りながら、それらをつづります。
お願いと言いつつ単なる個人の意見ですので、
何言うて播磨灘と思われた方は鼻で笑っていただければと。(´Д` )
①お酒の飲み方と怖さを教えてください
新成人は初めて飲む(はず)ですから、お酒に慣れていません。
そもそも体質でほとんど飲めない人もいます。すごく遅いペースで飲んでいてもそっとしておいてあげてください。「あ、おいしいですね。これなら飲めます!」と言われた時も要注意。おすすめした方としてはうれしいですが、飲み始めの人は己の限界を知りません。くいくい飲み始めたら止めてあげてください。
アルコールは怖いモノです。体を損ねる恐れがあることをちゃんと伝え、上手な飲み方を教えてあげるのが先輩の務めだと思います。
忠告を聞かずに失敗するのは、本人の責任です。
もう大人ですし。(・ω・)
中心市街地のど真ん中で胃から波動砲をぶっ放したり、
転倒してスーツをボロキレにしたり、
温かいシャワー出しっぱなしでエデンの園に旅していたり、
酒飲みは痛みを知ることで己の限界を知り、成長するのだと思います。( ;´Д`)
今の時代、一気飲みなんてもってのほか。
おっちゃんも若かりしころ、そういう文化圏にいきなり放り込まれ往生しました。
「吐かないぞ死ぬぞ」と先輩に言われたので(そもそもそんなレベルまで飲ますなという……)、のどに指突っ込んでスプラッシュマウンテンしまくり。ほんで古代ローマの貴族みたいにまた飲んで吐いてを何回も繰り返すのです。
結果、ご注文なぞしてないのにお目々が真っ赤なウサギさんになってしまいました。吐く時に目に圧力がかかり、その結果毛細血管が切れて内出血を起こしてしまうそうです。 出てくる酒もローマのようにグルメ万歳だったらよかったのですが、おっさん臭のするやっすい酒ばかりでしたから、大嫌いになったものです。(´Д` )
②おいしいお酒を飲ませてください
何がおいしいかは好みだとは思いますが、高いお酒はやっぱりそれなりにおいしいと思うのです。上品な大吟醸だと水みたいと思われてしまうかもしれませんが、その時に味がわからなくても後年「ああ、あの時飲ませてもらったお酒のおいしさ、今なら分かる」と振り返りの材料にもなります。
かくいうおっちゃん、日本酒が飲めるようになったのは社会人になってすぐのころ。前述のクソ体験のせいで日本酒嫌いになっていた私に、当時通っていた店(焼酎メイン)のマスターから、これならいけると思うから、飲んで見てとすすめられたのが、十四代の愛山の多分なんかいいやつでした。ワイングラスに注がれて飲んだのですが、衝撃を受けたのを今でも覚えています。日本酒を飲み始めたのはそれからで、今では冷たい酒も温かい酒も大好きになりました。
( ̄▽ ̄)
③説教しながら飲ませないでください
説教されながらの飲食ほどまずいものはございません。
酒は鈍色に見え、お肉は粘土の固まりのように味気なくなります。(´Д` )
頭の中に説教を受けている自分そして延々駄目だしをする先輩なり上司なりの映像が浮かび、右下に「終 制作・著作NHK」のテロップがずーっと出ているような絶望感に襲われます。( ;´Д`)
そんな時に飲んだ酒なんて記憶に残らないし、下手したらトラウマもんですよ。
「ああこの酒あの人にかまされた時に飲んだやつだな、もう飲みたくねー 」みたいな。
お酒が入ってこそ本音が聞けるものだ、という言説をちょいちょい聞きます。
後輩から人生なり仕事の相談を受けた時にそうすりゃいいでしょうけど、頼んでもないのに食べ飲みに連れて行き、活動や仕事のだめ出しをされては、申し訳ないけどおごってもらったとしても、お断りしたくなります。説教なり指導は活動中か業務時間中の素面の時にやっていただければと思います。切に。(´Д` )
おしまい。