ありませんか?
まずくない、いや寧ろうまいのに印象に残らない。
おっちゃん結構あるのじゃよ。
特にひっかかりの無いバランス系の酒や穏やか系。味はちゃんとあるし、食中酒としてはいいんだけど、
いろんな酒を飲んでると、
翌朝あれ?あの酒どんな味やったっけ?ってなるような。
そんなお酒はどうやって売っていったら、ええんか?
蔵の関係者でもなんでもないんじゃけど、そういうお酒が消えると、
いろんなお酒が飲みたいおっちゃん的には寂しいので、
どうしたらいいかチラシのうらにかいてみた。
印象に残らない酒を考えるにあたり、 逆に印象に残った酒を考えてみるのがヒントになるじゃろうか。
おっちゃんの経験でぱっと思いつく範囲では、
グループ分けしてみると、
▽入手困難かつ何だかんだうまかった
▽廃業かつ古酒うま
正義櫻、酒有喜
▽古古古酒!
亀の歩み、初桜(和歌山)
▽居酒屋のポロリ冷蔵熟成
▽パイナップル飴!
三芳菊
▽酸っぱい!
梅津の生もと、舞美人
▽こんな純米大吟醸が!
竹鶴
▽におう
花巴、五人娘、神代からの酒
▽味とCP
天山、朝日鷹、がっぱり酒
▽マルチファイター
三井の寿
▽デザイン
旭鳳(わし酒)、名称募集中(旧お父さんの密造酒)
これ見ると、
レア
味や見た目が画期的
ギャップ萌え
のどれかを満たせば、だいたい印象に残ってる。当たり前と言えば当たり前かあ。じゃあ、どれも該当しないし、したくもない場合はどうすればいいか?
おっちゃんの場合、居酒屋主催の酒の会でした。蔵元と触れ合うと何だかんだで愛着がわくもんで。あと色んなスペック出てくるから、へーこんなんもつくってるんだとそこから興味わいたり。
そんなこんなで、
印象無かった某蔵も今はちょいちょい飲んどります。
大きな会場借りたり、ハシゴ酒なイベントだと多くの人にアピールできるけど、地味めの酒は埋没するし、蔵元とあんまり話できんし。
なので、人数は少なくとも単発の酒の会でアピールした方がええと思います。幸い今はSNSが発達してるし、発信力のある方もおられるので。
あとはやっぱりデザインや名前。もっと考えてもらえると、手に取るのになあ。ジャケ買いってやっぱあります、おっちゃんも。そこらへん無頓着な蔵元さんがまだ多いような。酒米自分でつくってますとかストーリーも大事じゃけど、日本酒の選択肢がこんだけ増えてる今、それだけじゃ、きついと思います。「地味だけど飲みあきない食中酒」みたいな、いいものつくってたら、いつかわかってもらえるなんていうのは、なかなか厳しい。みんないいものつくろうと鎬を削ってるわけで。
例えば、静岡の某蔵のうっかり混ぜてしまいました的なやつとか。名前も含めて最初は、なめとんかと思ったけど、まだ覚えてるし、ネタにもなる。目を引いてナンボなところもあると思います。まずは手に取ってもらわんとどうにもならんわけですしおすし。
あと居酒屋さんも、有名蔵やキャラ立ちしてる蔵だけでなく、派手さは無いけどしみじみうまい酒系の会ももっと増やしてもらえれば。そんでモブから主役級にブレイクしたら、あのaaともに高らかに宣言するのです。あの蔵はワシが育てたと。
おしまい。
にほんブログ村