あけましておめでとうございます。
昨日は節操無しでなんでも飲むと書きましたが、
一番好きなお酒についても書きます。
それは、穏やかな吟醸香と熟成香が同居する酒です。
リンゴ&バナナ系の香りに干しブドウのような香りや味わい。
その多くが長期低温熟成酒です。
感動したのは、
手取川、十四代、田酒、出羽桜。
ほとんどが居酒屋で「あっ、冷蔵庫にあったの忘れてた」未開栓もので、5年以上経過していました。特に手取川は生(だったような)なのに、変なにおいもなく、美しく齢を重ねた味わいでうっとりしました。ただこれらの酒は開栓してからは変化が早いのか自分が飲んだ酒がそういうものだったのか、1週間後に同じ酒を飲んだらえっ?同じ酒というくらい老け込んでしまっておりました。
たまに結構くっきりとした吟醸香(カプロン酸エチル系)と熟の共存酒に出合うこともあります。これも面白いのですが、上記の酒よりさらに変化が速く、ちとたくさんは飲めないので次点で。
こちらは3年前に飲んだ十四代。
2007年出荷の冷蔵庫にあったの忘れてましたわ系。
山形でこれに出会えた時は、心躍りました。
5年、10年は経過していないかもしれませんが、求めていた味とほぼ一致していたので、しばしヨダレをたらして呆けておりました。
こちらは田酒の西田酒造店さんのギフト用の熟成酒らしいです。何年か前に飲みました。
善知鳥以外にも田酒の十数年ものもあります。おいしいです。ただものによっては、いわゆるひとつの古酒香に足を突っ込んでいる酒もあり。
というわけで、保管温度に左右されるとは思いますが、冷蔵熟成は5~15年くらいがええのかなと。20年冷蔵熟成ものとか飲んでみたい・・・。
ここからは余談仕込み。
見る方によってはちょっと何言ってるかわかんないすね系なのでその場合はお飛ばし下さい。
そういや自分でもなんでこういう酒が好きなのか考えてみたら、
狭間な世界のもの好きが酒の好みにもあらわれているのかと思った。
スクエニ系で例を挙げると、
赤魔道士、ベイオウーフ、トワイライトタウン。
中途半端ではなく中庸を目指したく候。
おしまい。