小イワシ書いていて思い出した食材があったので、ついでに。
イガイという貝がいるんです。
ムール貝によく似た。
広島の尾道(しまなみ海道かいわい)や愛媛の今治あたりで食べられていて、瀬戸貝と呼ばれています。
ムール貝は、標準和名ムラサキイガイ。漢字で書くと紫胎貝、写真のは標準和名イガイ。漢字は胎貝。ムール貝は、外国船の船底にくっついて日本にやってきた外来種。もともとは日本におらず、ヨーロッパの地中海沿岸域が原産です。戦前には定着を始めていた模様。
なのでイガイの方が元からいる貝。先述の通り、瀬戸内で広島東部沿岸や愛媛県の瀬戸内海側で主に食べられとるんですが、フレンチやイタ飯の普及で、ムール貝の方がメジャーになってしもうたという(´Д` )。愛媛県今治市では、炊き込みごはんにして食べたりしています。
個体差はありますが、ムール貝は、もっと濃いダイダイ色、イガイは画像の通りクリーム色が多かったと記憶しています。あとイガイの方が身は大きめ。
味の違いは、正直劇的な違いはあまり感じず。( ;´Д`)イガイのがマイルド?な感じ?どっちもいいダシが出ます。
あと貝殻がエメラルドグリーン色したミドリイガイという仲間もいます。東南アジア原産で、こいつもおいしくいただけます。日本国内でもとれるようです。
それから
愛媛の今治と言えば、今はなき……
一貫10円のお寿司屋さんがあったのです。
大きさは10円玉2個分くらいで、注文できるのは25貫1皿からですが、これで250円!∑(゚Д゚)びっくり。
上寿司という通常の寿司と比較。上寿司ですら350円だったような(´Д` )
しかもネタはほぼ地魚。∑(゚Д゚)
握っていた大将が亡くなられて閉店したと人伝てにききました。
ごちそうさまでした。
合掌。