記録用の過去旅シリーズごめんあそばせ。
十数年前にマレーシアのボルネオ島で食べて印象に残っていた肉骨茶(バクテー)とキナバル山の話とか。しかし肝心の肉骨茶の写真がありません。コタキナバルの安宿の主、ローリーさん↓で勘弁してください。
マレーシアに行くなら肉骨茶(バクテー)をおすすめします 。
スープがウーロン茶みたいな色した豚肉(モツ含む)や野菜の煮込み料理です。
マレーシア・ボルネオ島のコタキナバルの華僑系住民が経営している食堂で食べたんですが、スープが醬油&漢方薬をないまぜにした不思議な味。豚モツも処理が丁寧なのか臭みはまったくありませんでした。
ウィキペディアほかネット情報を総合すると、
ぶつ切りの豚肉(ホルモン含む)を漢方薬系と中国醤油で煮込んだ料理で、土鍋で提供することが多い。野菜やキノコなどの食材に加えて厚揚げや中国式の揚げパン(油条)などが用いられることもある。 スパイスには、スターアニス、シナモン、クローブ、コショウなど。現地ではファストフード扱いだそうで、薬膳料理にしているところもあるとか。
かつてマレーシアはイギリスの植民地だったんですが、中国の福建を中心に出稼ぎに来る人々が多かったそうです。彼らは港湾労働者の苦力(クーリー)
日本に帰国してからも、何度か「バクテー」と書いてあるものを食べたのですが、
単なる豚肉中心の五目醬油煮込みで、あの漢方薬のような香りや滋味が無い!
確かに好みが分かれる香りではありますが、あの本場の味をもう一度食べてみたいです。エキス分多めの10年古酒の燗なんかと合わせてみたい。
あと伊勢エビみたいにでかいシャコがいたので、揚げてもらって殻ごとバリバリ食べたら腹壊した。
そしてキナバル山(4095メートル)。
今年6月に地震が発生して死者が出ましたが、普段は子どもでも登ろうと思えば登れる山です。ただしガイドを雇わないと登れません。だいたい8合目くらいに何戸かある小屋で仮眠し、ご来光目指して頂上を目指すのが王道のようです。ワシもそうしようとしたら小屋は予約でいっぱいでギャイン!であきらめられるはずも無く、予約センターに何度か足を運んで粘ったら、電気も水道も無い避難小屋?(サヤサヤ小屋と言われた)ならオーケーと言われて泊まることになりました。
そして当日はオーストラリア人の一家と一緒に泊まることに。
しかし……。
小屋の標高3800メートルでおそらく高山病になり、
頭が痛くてまったく眠れず。しかも、
カサカサッ、カサカサッ。
キュキュツ、カリカリカリ。
( ;´Д`)ノ懐中電灯。
ぐあああΣ(゚д゚lll)
ネズミが椅子にぶらさげているビニール袋内のパック入りサンドイッチを漁っているではないか。この標高でも普通におるんかい!
わし(´Д` )「ちょ、ネズミだ!あんたらのメシ食ってるぞ!」
OZ(=゚ω゚)「あー、ほんとだな」
サンドイッチ撤去。何事もなかったかのように寝ようとするので、
わし(´Д` )「ネズミいるけどいいの?」
OZ(=゚ω゚)「キミはここに来るまでリスを見たかい?」
わし(´Д` )「見たけど、それが何か?」
OZ(=゚ω゚)「ネズミもリスも似たようなもんさ、おやすみ!」
わし( ;´Д`)「えっ?ちょ……」
オージーファミリーは何ごともなかったかのように就寝。
その後、まっくらやみでネズミが胸の上に乗ってくるは走り回るは頭は痛いはで一睡もできず。へろへろでガイドに引きずられ頂上へ。
何はともあれ御来光、というか自分も昇天しそうでした……。
キナバル山中以外の写真。
キャベツと思いきや、
ラフレシアでした。
コタキナバルあたりのビーチ。
おしまい。
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