結論から先に書きます。
どうあがいても色眼鏡で見てしまうからです。(´Д` )
社会人やってると人間関係に利害が絡みがちなので、
そういうの無しな世界を求めて居酒屋に飲みに行くわけです。
なので基本おっちゃんは居酒屋で他人様の素性を、尋ねません。
そのまま飲み友達になって交遊が深まればその限りではありません。
ただ居酒屋で会うレベルのライトな関係なら、 知らないまま楽しくお話ができたほうがいいなあと思っています。
(・ω・)
適当な画像が無かったのでとりあえず那須与一。
那須与一「(酒ウマウマ)」
居酒屋客「おー、最近よく見るにーちゃんよー、仕事何してんだよー」
那須与一「……いや、まあ」
居酒屋客「教えてくれよー」
那須与一「あの、まあ……弓引いてます」
居酒屋客「おっ!かっけーじゃねーか。見せてくれよ、ちょっとよー」
那須与一「それは、すいません。無理なんです」
居酒屋客「いいじゃねーか、減るもんじゃねーんだし。弓引きってあれかプレッシャーでハゲたりするのか?」
那須与一「いやほんと勘弁してください」
居酒屋客「なんだよ、ワシみたいな年金暮らしのじじいの相手なんてできねえっていうのかよ!引くわーマジ引くわ-。ワシマジどん引きやわー。弓引かんでワシ引かせるなんてどんだけー!」
那須与一「マスター、お会計!ほんとほんとすいません、お先失礼します」
ワシが愛する日本国酒憲法第14条1項にこうあります。
――すべて国民は、酒の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
しかし知ってしまうと、そうもいきません。( ;´Д`)
居酒屋で2人のお客さんと意気投合してしゃべっているとします。
2人に尋ねました。
お仕事なんですか?
「あ、大学教授やってまして」
「ジブン、無職です……」
さて、あなたはそう聞いた瞬間、
その言葉の前の状態で、彼ら・彼女らと接することができますか?
ワシは多分無理です。( ;´Д`)
いや露骨に態度変えるとか、すり寄るとか、そんなのは絶対無いですよ。
でも、知ってしまった以上、彼ら・彼女らの話す一言一句が「大学教授」や「無職」といったフィルターを通ってしまいます。その肩書によって、言葉の受け止め方が変わってくるわけです。
お話している中で、どういう属性の人か想像できることもありますし、
あまりにもお酒や食べ物に詳しい方だと「何やってる人なんだろう?」と興味もわきます。結局、常連になって話していると、だいたいお互いの素性が分かってしまいますし、冒頭述べたようにそのまま友人にまで昇華すれば、別にいいんですが……。(´Д` )
あと居酒屋の店主から「どこから来たの?」と聞かれるのはいいとして、
初対面で仕事やら家族やら根掘り葉掘り聞かれると正直、良い気持ちはしません。
店に通うようになってからちょっとずつ聞いてほしいなあ。(´・_・`)
大まかな出身地トークは、その地を腐すことさえしなければ、
もめる心配もあまりなくていいですね。
( ̄▽ ̄)
どちらのご出身ですか?
「福岡です」
「北海道です」
行ったことある場所だと、 盛り上がれますし。同郷だとなお。
でも、●●人の特徴的なトークになると微妙かも。(´Д` )
関西人を例に挙げると、
「おもしろい」のが当然に見られることもあるようですから。
「関西人にしては……」……なんて言われた日にゃあ、ほんとに悲しいですよね。
ほんとに……(´・_・`)
関西人やからって、みんながみんなおもろいわけあらへんのや!
関西人やからって、みんながみんなノリがええわけやあらへんのや!!
ほっといてんか!!!
……やっぱり出身地もきかんといてくれますか?(・ω・)
おしまい。
★なお冒頭の日本国酒憲法なるものは存在しません。 念のため。