岩ガキのシーズンですね。(・ω・)
岩ガキが夏に出回るのは、
産卵期がマガキのより長いために、
夏に卵を産んで一気にやせ細るマガキと違い、
この時期おいしく食べられるからだそうです。
手にピントが合ってる。(;´Д`A
養殖・天然問わず、
鳥取や山形など日本海側産地が多いものの、
徳島や大分産も結構見かけます。
味はマガキと比べて独特の渋みがあるような。
いわゆる磯臭さは、モノによりますが、岩ガキの方がマイルドに感じます。
写真のような結構なでかさのやつもいます。
お値段もでっかくなりますが。
そして、
この時期になると岩ガキとともに思い出すカキがあります。
イタボガキというカキです。マガキと違って丸い形をしています。
このカキ、
近年激減&養殖が難しいこともあり、幻のカキと化しています。
ネット検索すると大分県の業者が養殖していくらいで、
まだまだ数は少ないようです。
余談ですが、
このカキは日本の伝統的な白色顔料「胡粉(ごふん)」の材料になります。
日本画や日本人形の色つけに使われます。
原料に殻を使うんですが、なんと10年以上天日にさらして風化させます。
今、イタボガキの胡粉を製造しているのは、
京都・宇治のナカガワ胡粉絵具さんくらい。
ホタテなど他の貝で製造しているところもあります。
そして、このイタボガキ、そっくりの貝がヨーロッパにおるんです。
フランスで「ブロン」と呼ばれているやつです。
ワイン&カキ好きの方はご存じでしょうか。
ほんで10年前、
世界ウルルン滞在記というテレビ番組見てたら、
アイルランドのゴールウェイってとこで牡蠣祭りをやってたんですよ。
なんとそこのカキは丸かったんです。
「エデュリス」という名前でした。
これって、イタボガキじゃね?
ちょうど今ぐらいの時期から夏休みが獲れそうだったので、
番組が終わってから、グーグル先生に尋ねまくり。
どうも、この丸い牡蠣は9月から出回るらしいが、
年中食べられるという話もあり……。
そして、航空券を握りしめておりました。
つづく。
えっ?
それが書きたいがために、
わざとらしく岩ガキの話を導入にしたんじゃないかって?
はい。( ;´Д`)
自宅に過去の写真やメモ・日記が結構あるので、
紛失対策として保存しておきたく。
↓この記事書きながら、ふと思い立った次第。
そして、
ついでにブログネタにしてしまおうという話でございます。