日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。( ´ ω`)

節操無しの日本酒呑みが、グルメ(?)や旅行記もつづるブログ。土佐酒アドバイザー(高知県酒造組合認定資格)です。

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【ワイン酵母酸っぱい酒】せんきん、ドルチェアロマ純米大吟醸VS花巴、水もと純米無濾過生原酒の味。【乳酸菌酸っぱい酒】


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↑サワー誉。

 

またも酸っぱい酒2種。

 

まずは栃木のせんきんさんのワイン酵母酒。

酒米は地元産のひとごこち、精米歩合は50%。

 

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飲。

 

 青み、コク、うま酸っぱみ、

 

バランスがええですね!キレもなかなかよござんす。

ワイン酵母の酒は特有のコクが個人的に気になるんですが、

これはそうでもなくすごく飲みやすいです。

洋ナシ口の中に放り込んで、飲むと調和して(゚д゚)ウマー。

 

 

続いて奈良の美吉野醸造さんの水もとのお酒です。

水もとは、奈良の寺院発祥の古典的な手法です。

生米を入れた水を置いて乳酸菌に繁殖してもらい、その水を仕込みに使います。この水には乳酸が含まれており、これを入れて酒造りに要らない菌に退場していただく仕組みです。

なお明治時代になって開発され、現在主流になっている速醸もとは、乳酸そのものを入れて同様の効果を得ています。

えっ?

ほんなら生もとはて('ω')?

 

ポケモン的に言うなら、トレーナーとして「にゅうさんきん」を育成し、わざの「にゅうさん」で敵のばつぐんを突いて酒に要らない菌をやっつける仕組み。 

(実際は酒ができるまでに他の菌もかかわっていますがここでは割愛)

水もとと速醸もとは、トレーナーが「にゅうさん」だけ外から持ってきて、敵のばつぐんを突いて倒す仕組み。もはやトレーナーでもなんでもないやないかて?('ω')

ポケモンに喩える必要はまったくなかったけどここまで書いてしまったんから消して書き直すの面倒になったんや。堪忍え(;´・ω・)

 

というわけで、どちらも乳酸をぶち込むという点では同じなんですが、

水もとは、乳酸「菌」相手ですので、むかしむかしはうまくいかずに「こうかはいまひとつのようだ」なケースもあったようです。また乳酸菌が活動するので、単なる乳酸以外の要素も加わるようです。

 

長なった(*´Д`)

 

 酒米は吟のさと、精米歩合は70%。

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 飲。

 

チーズ&納豆、うま酸っぱみ、厚み&コク、

 

納豆菌はいないんでしょうが、チーズだけではない複雑なバイオ系の芳香。

ただ不快というわけではなく、食べられる臭さ。

うま臭いとでも言いましょうか……。

(=゚ω゚) 

【まとめ】

コク&シャープさは、せんきん。

まったり&厚みは花巴。

 

せんきんはやや軽めの鎧姿の西洋騎士、

花巴は元山賊の僧兵風。

 

 そんな感じでした。

 

どちらもおもしろうございました!!!!!

 

【今日は何の日】

タン、タン、サラダ、タン。 

o3.hatenablog.jp

 おしまい。